RMTの歴史

RMTの歴史

RMTの歴史は、オンラインゲームの歴史に沿っていると言っても良いでしょう。
まず1980年代に、アメリカで商業的なオンラインゲームが開始されます。
そして1990年代になると、高速ネットワークの普及が広がり始めることで、急速に参加者を増やしていきます。
オンラインゲームに、ゲーム通貨やアイテムの譲渡システムが装備されたことで、現実の金銭を介したやり取りが、自然発生的に始まりました。
2000年代に入ると、光ファイバー通信の普及、有力タイトルゲームの登場、接続料金の低価格化などにより、更に参加者を増やしていきます。
これによりRMTの需要も増加、また同時期に始まったインターネットオークションの存在が、ゲーム内アイテムの商品化に拍車をかけました。
またオンラインゲームが始まった当初は、最初にソフトを購入するパッケージシステムや、月々料金を払ってゲームをする月額課金システムが主流でした。
しかし現在では、ゲームを遊ぶだけであれば（通信費を除いて）無料とし、それとは別に有料アイテムを用意する運営方式が増えています。
この運営方式により、参加者の間口が広がると共に、レアアイテムに対する価値を、相対的に高めることになりました。 当初はRMTの詐欺行為も少なからず行われ、そこにRMT業者やRMTを行う個人に対する偏見意識が生まれました。
しかしネットトラブルに対する環境が整備されると共に、RMT業者の中でも特定商品取引法への準拠を行うなど、公正な取引を行うところが増えています。
今後も一層RMTの環境整備が進められていくでしょう。